結婚した後、「相手がモラハラだった」ことに気付いて後悔する人が多数います。
モラハラ気質かどうかは、結婚前に同棲生活をしていても見抜くことが難しいです。
ですが、結婚前にモラハラであるか見抜く方法はある!
今回は、実際にモラハラによって離婚した友人からの話や、ネットの相談掲示板に書かれていた内容をまとめ、見抜くポイントを作成しました。
少しでも、結婚前にモラハラを見抜ける人が増えることを祈って。
モラハラとは?
モラハラ(モラルハラスメント)とは、直接的な暴力ではなく、精神的な攻撃で相手を傷つける行為を指します。
モラハラは職場や家庭、学校などさまざまな場面で起こり、もちろん恋人・夫婦間でも起きます。
- 「お前のせいでこうなった」
- 「そんなこともできないの?」「俺/私がいないと何もできないな」
- 「お前は何も知らないな」「お前はバカだ」
- 「誰もお前なんか愛さないよ」「みんなお前のこと嫌いだよ」
このような言葉で相手をコントロールし、相手の自尊心や自己肯定感を下げさせ、意のままに操ろうとします。
暴力を受けたわけではないので、被害にあっているという自覚がない人が多いです。
モラハラ被害を受けた場合は信頼できる人に相談し、専門的な支援を受けることが重要。
もし自分が当てはまったら、すぐに周りに相談を!
なぜ結婚前にモラハラが見抜けないのか?
モラハラ気質を結婚前に見抜くのはとても難しいです。その理由を説明しますね。
付き合っているときはモラハラはしないから
モラハラ気質の人は、お付き合いしている段階ではモラハラをしない人が多いです。
しかし、結婚して身内になったとたん、態度がガラリと変わります。
- 身内(家族)には何をしてもいいと思っているから
- 結婚したら逃げられる心配がないから
- パートナーより上に立つことで結婚生活を意のままにしたいから
- パートナーでストレス発散をしているから
結婚し家族になって、気を遣わなくていい関係になると、真の姿を現すのです。
相手の友達から高い評価を得ているから
モラハラ気質の人は、外面はしっかりとした人当たりのいい人のため、結婚前になかなか見抜けません。
特に、友人間・会社など、外のコミュニティでは優しい・気が利く人格が表に出ています。
付き合う前や結婚前に、相手の友人や同僚が口をそろえて「あいつは良いやつだよ!」と言ってきます。
そんなこと言われたら、モラハラだとは見抜けませんよね…。
仕事・職場で評価されているから
モラハラ気質の人は、プライドが高く昇進意欲が高い人が多いため、仕事ができる人が多いです。
そのため、職場の上司や同僚からの評価がとても高く、結婚前にモラハラであることが見抜きにくくなります。
大手企業に勤めていたり、管理職だったりすると、結婚相手としてはプラスに働きますよね。
特に、職場恋愛で付き合った相手だと、シゴデキを目の前で見ているので騙されやすいです!
デートでは常に引っ張ってくれるから
モラハラ気質は、裏を返すと「主体性がある」「積極的」な性格です。
そのため、デートの時は率先してプランを考えてくれたり、お店の予約を取ってくれたりします。
内気な人、消極的な人からすると「引っ張ってくれてありがたい」と好感を持つかもしれません。
リードしてくれる素敵なパートナーが、結婚後モラハラになるなんて思いませんよねえ。
ノリがいいから
モラハラ気質の人は、人とのコミュニケーションがうまい人が多いです。
結婚前に友人と話している姿を見ても、特に違和感は感じません。
むしろ、率先して話を振ったり、ツッコミを交えて場を和ませたりするので、「いい人」と思ってしまいます。
特に、後輩に対して積極的に指導したり、頻繁に飲みに連れて行ったりする姿を見ると、「面倒見がいい人」だと騙されがち。
モラハラ気質を見抜くポイント
上記のように見抜くのが困難なモラハラですが、意識してみることで結婚前に見抜けるポイントがあります!
1つ当てはまったくらいではモラハラ判定するのは早いですが、複数当てはまる人は注意が必要です。
仕事の昇格欲が強い
モラハラ気質の人の特徴の一つとして「プライドが高い」ことが挙げられます。
- 年収を気にする(年収が高いことを自慢する)
- 同期の中で一番早く出世しようとする(早く出世したことを自慢する)
- 大手企業に入社しようとする(している)
- 肩書きを気にする
また、優位に立ちたいという気持ちから、パートナーとの年収差を異様に気にするという特徴もあります。
世間からの評価を必要以上に気にしている人は、ちょっと要注意です。
自分の非を認めない
モラハラ気質の人はプライドが高いので、自分の間違いを認めようとしません。
- 失敗したとき、言い訳ばかり言う
- 失敗したとき、人のせいにする・人を巻き添えにする
- 失敗したとき用の保険を張りがち(寝不足とか)
- 相手の失敗は執拗に責める
素直に謝らず、責任転嫁したり他責で考えていたりする人は、モラハラ気質を持つ可能性ありです。
もちろんパートナーにも謝りませんし、逆にパートナーが失敗すると強めに責めてくるようなら要注意です。
友達・パートナーをいじりがち
モラハラ気質の人は、他の人より優位に立ちたいという気持ちが強いです。
そのため、コミュニティ内でイジリ役に回ることが多いのが特徴。
- 率先して友達・パートナーをいじる
- 弱い友達・パートナーに無茶ぶりをして楽しむ
- 弱い友達・パートナーをパシリに使う
- 相手が嫌がっていてもいじるのを止めない
友達の中で、明らかに内気な人だけをターゲットにしている人は特に注意が必要です。
自分が低い立場にならないように、先に相手を下に置くことで安心しているのです。
パートナーに対しても、「自分より能力が低い」という前提でコミュニケーションをとってきます。
「お前は俺がいないとだめだな」とかいうセリフを言ってきた時には、モラハラの素質アリです。
相手を下げる言い方をする
モラハラ気質の人は、自分を挙げるだけではなく相手を下げることで優位に立とうとします。
- 相手の過去の失敗をいつまでも蒸し返す
- 「お前は高卒だから」など差別的な表現をする
- 「お前はドジだから」など決めつけて話をする
直接的な表現ではなくても、潜在的な「相手を下に見たい」という気持ちは出てくるものです。
言われ続けると、相手も「自分って駄目な人間なんだ」と思い込んでしまうのが怖いところです。
パートナーに「お前はバカだから~」などの言葉が頻繁に出てくるようなら、モラハラ判定してもいいです。
機嫌がいい時と悪い時の差が激しい
付き合っているときに態度が大きく変わる人は、モラハラ気質を持つ可能性が高いです。
- 機嫌がいい時はすごく優しく頼りになる
- 機嫌が悪い時はすぐにキレる・ずっと無視する
モラハラ被害にあっている人は、「機嫌がいい時は優しい」ことで被害の自覚を持てていない人が多いです。
むしろ「私がちゃんとしないからいけないんだ」と、さらに自分を追い込んでしまいます。
そもそも、大事なパートナーに対してそんなコロコロ態度変わることはないですよ。異常である自覚を持ちましょう!
デートの時、急に不機嫌そうに無言になることがあったりしたら、ちょっと注意した方がいいかも…。
他人への態度が悪い
友達や同僚に対してはすごくいい人なのに、他人に対する態度がすこぶる悪い人は危ないです。
- 気に食わないとすぐにクレームをつける
- 店員やスタッフに対してタメ口をきく
- 勧誘や営業に対してすぐキレる
モラハラさんからすると、店員や営業などの他人は「自分よりも弱い人」と思ってしまうようなのです。
弱い人には何をしてもいいと思っているのがモラハラ気質を持つ人です。
また、店員や営業に怒鳴り散らすことでストレス発散していたりします。
自分にはそんな態度を見せていなくても、他人に態度が悪い人はモラハラの可能性あり。
わがままである
結婚前に、パートナーのことを「わがままな人」だと感じたことのある人は注意が必要。
- デートプランや行先は相手が決めることが多い
- リクエストしたもの以外のプレゼントを贈られたことがある
- デートや予定のドタキャンが多い
結婚前は我慢できた小さいわがままが、結婚後に大きなモラハラに変わるケースが多々あります。
時々わがままを言うくらいなら許容範囲ですが、頻繁に続くようなら危険です。
まとめ:よく観察すれば結婚前にモラハラは見抜ける!
結婚後に後悔することが多い「モラハラ野郎」の特徴をお伝えしました。
なかなか結婚前は本性を見せないことが多いので、見抜くのは至難の業かもしれません。
でも、今回ご紹介したポイントに当てはまる項目が複数あれば、一度立ち止まってみてください。
疑わしいときは、結婚タイミングをもう少し先に伸ばし、婚約者という立場でしばらく様子を見るのも一つの手です。
婚約者という近しい存在になったら、モラハラの片鱗を表してくるかもしれません!
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